2008年1月の読んだり読みきれなかったりした本

やらないといけないことから逃避して、日常生活と関係ない本を読んだりしていた。なんとなく小説とかは娯楽感が大きい感じで不安になるので読まなかった。実際は何読んでも変わらないんだけれど。しかもななめ読みだし!

オープンソースとかの本

"オープンソースを理解する" と "オープンソースがビジネスになる理由" は、オープンソースって何食べられるのみたいなレベルでもけっこう理解できる感じの本だった。どっちもまじめに丁寧に平易な文章で、なんでソースコード公開されてるとうれしいのかとか、フリーソフトフリーソフトウェアはなんとなく似た文字列だけど全然違うよとか、商用ソフトウェアとオープンソフト・フリーソフトウェアの違いとか、基本的なことから説明されてるので、どっちか読んだらオープンソフトのさわりは理解できた気分になれる。だいたい同じような内容だったけど、前者は大掴みの内容をくどいくらいにわかりやすく整理して "オープンソースが何なのか" をメインに置いている感じで、後者は具体的なオープンソースプロジェクトや利用例なんかを多く含めてて実際利用する際のきっかけくらいまでを説明してる感じ。自分的には "オープンソースを理解する" のほうが概要を掴みやすくて良かった。もう片方のは、スペース稼ぎか良くて箸休めくらいにしかならないような意味のない挿絵がけっこう入ってるのがちょっと面白いといえば面白い。
"Linuxはいかにしてビジネスになったか" は普通に面白い。ちょっと企業小説にも似た雰囲気もある気がする(勘違いだと思うけど)。上の2冊が説明メインのハウツー色が濃いのに対して、こっちはオープンソースが何なのかとかっていうのは前半でざっくり説明して、企業とオープンソースコミュニティの関係とか、情報の価値とか、全体的にコミュニティと情報とビジネスとがメインっぽい感じになってる。情報の価値とかについて1章分さいてて、動的情報とか編集することで価値が生まれるとか(この辺はけっこうネット上で見られる話題だけど)、 LETS (‚k‚d‚s‚r-’nˆæŒðŠ·ŒðˆÕ§“xFƒJƒiƒ_Eƒoƒ“ƒN[ƒo[) というカナダの地域通貨をあげたりしててけっこう社会科学な感じぽくて、普通に読みものとしてよかった。ただ、2000年の本だから少し古いかも。

ふつうのはすける

文章がかなり読みやすい。第2部まで読み終わったけど、本当に読み終わっただけで理解できてない。型とかクラスとかモナドとか全然わかってない。
ちょっと暇がなくなってきたので、たぶん次読むときはもういろいろ忘れててもうどうにもならない感じになりそうだなー。ふつうのプログラマのひとならさくさく読めると思うのでふつうに読むといいと思います。たぶん面白いので。プログラミングとかよくわからない自分が読んでもけっこう面白かったし(マリオが動いてる!みたいな意味で)。